【CEDEC2023】Unity最新情報まとめ!

Unity

Unity最新情報まとめ!2023年夏版!

【CEDEC2023】Unity最新情報まとめ!2023年夏版!

要約

Unity 2022 LTSにおいて、ECSドッツが正式にリリースされ、従来のゲームオブジェクトベースのアーキテクチャとは異なる新しいアーキテクチャが導入されました。ECSは大量のオブジェクトを効率的に処理し、メモリーキャッシュに最適化された構造を持つため、高速な処理が可能となります。

Unity 2022 LTSから、シーン内でスプラインを使って3次元の曲線を描画し、それを利用してオブジェクトの配置やパスアニメーションを実現できるようになりました。

2022 LTSのHDRPには、ウォーターシステムが追加され、高品質で多様な水の表現が可能になりました。このシステムは使いやすく、カスタマイズ性も高く、水面に浮くオブジェクトなどのインタラクティブな用途にも適しています。また、2023.1でウォーターシステムにはさらなる機能が追加され、水の流れや水面の高低差をリアルに表現できるようになりました。

ハイクオリティラインレンダリングは、HDRPで導入された新しい機能で、髪の毛や動物の体毛など、繊細なラインを美しく描画するために使用されます。

UIツールキットではアニメーションの実装が簡単で、UIビルダーを使って基本的なアニメーションを設定できます。また、USSを使用してボタンなどの要素にオンマウスで変化するアニメーションも簡単に作成できます。

UnityはC#環境のモダニゼーションを進めており、C#9.0や.NET Standard 2.1への対応が完了しています。

こんなに増えてた!Unityグラフィック機能総まとめ

【CEDEC2023】こんなに増えてた!Unityグラフィック機能総まとめ

要約

UnityのUniversal Render Pipeline(URP)では、シングルパスフォワード、ディファードレンダリング、フォワードプラスの3つのレンダリングパスが利用できます。シングルパスフォワードはライトの数に制限があるが、負荷が軽く、スペックの制約のあるプラットフォーム向けに適しています。一方、ディファードレンダリングは主流で、大量のライトを使えますが、負荷は高く、半透明のオブジェクトには適していません。フォワードプラスはフォワードの品質を保ちつつ、ライトの個数を増やせる手法で、プロジェクトのニーズに合わせて選択できます。

URPのポストプロセスには、ボリュームフレームワークを使用して設定し、複数のボリューム感で変更やブレンドが可能です。この強力な仕組みを使いこなすことで、さまざまな表現が可能です。URPの標準のポストプロセスも2023.1で新しいエフェクトが追加されました。また、URPはレンダラーフィーチャーを使用して独自の処理を追加できるため、さまざまな表現を実現できます。URPはビルトインの後継であり、全プラットフォームに対応するレンダーパイプラインです。

HDRP(High Definition Render Pipeline)は、物理ベースの高精細なフォトリアルな表現を提供するUnityのグラフィックスレンダリングパイプラインです。このパイプラインは、さまざまなマテリアルタイプ、テッセレーション、レイヤードリットテッセレーションなど多くのマテリアルと特性を提供し、リアルな質感を再現することができます。また、現実の事象を再現する機能も充実しており、太陽の傾きによるソロの色の変化や大気中のエフェクトを再現できます。2022 LTSからはウォーターシステムも追加され、水の表現も向上しました。また、髪の毛やストランドヘアなどもサポートしており、物理ベースの写実的な表現を目指すHDRPの特徴です。

シェーダーグラフには、マテリアルオーバーライドやカスタムファンクションモードなど、効率的なシェーダー作成機能が追加されています。これにより、従来よりも複雑なシェーダーを効率よく作成できます。

VFXグラフは、GPUパーティクルエディターとして、リフレクション、SDF、シェーダーグラフとの統合、6レースマークのサポートなど、多くの新機能が追加されました。

レベルアップ必須!ゲーム業界で求められる今と未来のテクノロジー

【CEDEC2023】レベルアップ必須!ゲーム業界で求められる今と未来のテクノロジー

要約

セガの古川様は、自動テストツールの重要性に言及しました。ゲーム開発が大規模化する中で、自動テストは品質保証に欠かせない要素となっています。しかし、ゲームの特殊性に合った自動テストツールの開発や導入は課題となっており、新たなテクノロジーが求められています。セガでは、この分野に注力しており、自動テストに関連する技術を研究・開発しています。

バンダイナムコスタジオの吉田様は、ゲームエンジンの重要性を強調しました。ゲーム開発においてエンジンの選定は大きな影響を及ぼす要素の一つであり、エンジンに合ったツールチェーンの整備も必要です。ゲームエンジンの多様化に伴い、ツールの進化も重要であり、未来においても新たなエンジンやツールが登場することが予想されます。

サイバーコネクトツーの松山様は、ゲーム開発のサポートと推進に焦点を当てました。ゲーム開発において、ユーザーが利用しやすい開発環境を提供することが重要です。松山様は、自社タイトルでの実績を共有し、ゲーム会社が開発支援にどのような技術を必要としているかを示唆しました。

AI技術は、ゲームの開発効率化やプレイヤーエクスペリエンスの向上に大きく貢献しています。例えば、自動テストや議事録の生成など、AIを活用することで開発プロセスがスムーズに進行し、効率的に問題を解決することができます。

また、AIツールの中には、自然言語処理を活用したチャットボットや生成モデルも存在し、プレイヤーとのコミュニケーションをサポートすることができます。

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