今回はCluster入門になります。
Clusterはメタバースのプラットフォームサービスです。
VRChatと同じように、VR空間で見れるワールドを作ることが出来て
そのワールドを自由に閲覧することが出来ます。
VRでも見れますし、ブラウザでも見れます。
Clusterは操作も簡単ですし、日本語のドキュメントなども充実しているので
VR入門としてはちょーオススメのプラットフォームです。
今回は、Clusterのセットアップからワールドを作って
作ったワールドをアップロードして、見れる状態にするまでを
解説していきます。
まずは、ClusterとUnityを使いますので
それぞれアカウントを取得しておいてください。
Clusterはこちら↓
![](https://i0.wp.com/unitymaster2.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/da1d457beff7a644b4114ff0baeec921.png?resize=160%2C90&ssl=1)
インストールをしよう
では次にUnityをインストールしていきます。
Clusterが使えるvrが決まっていまして
今現在ですと、2021.3.4f1じゃないと使えませんので注意してください。
【最新のvrはclusterのHPで確認してください】
なので今回は、2021.3.4vrを入れていきましょう。
UnityHubを開いて→インストール→2021.3.4を入れます。
![](https://i0.wp.com/unitymaster2.com/wp-content/uploads/2022/03/bandicam-2022-03-21-07-54-34-456.jpg?resize=800%2C345&ssl=1)
もしUnityhubに表示がされていないという人は
サイトの方から直接、2021.3.4をインストールしましょう。
【vrが違うと動作しないので注意】↓
![](https://i0.wp.com/unitymaster2.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/63a1ea1ba43983d980c044e99dad8a1b.jpg?resize=160%2C90&ssl=1)
サイトからインストールした場合は
Unityhub→ リストを追加から
インストールしたフォルダを選択します。
Windowsの場合だと、PC→ OS→ Programfilesの中に Unityフォルダが入っています。
![](https://i0.wp.com/unitymaster2.com/wp-content/uploads/2022/10/bandicam-2022-10-10-20-54-54-328.jpg?resize=800%2C443&ssl=1)
では次にモジュールを追加します。
インストール画面の歯車マークから、モジュールを追加。
そして、この3つを選択してインストールします。
WindowsPCの場合なら
Androidビルドサポート
IOSビルドサポート
MACビルドサポートを入れます。
【今回はWindowsを使っているので、上記の3つを入れます】
逆にMACを使っている人は
Androidビルドサポート
IOSビルドサポート
Windowsビルドサポートを入れます。
![](https://i0.wp.com/unitymaster2.com/wp-content/uploads/2022/03/bandicam-2022-03-21-07-59-06-098.jpg?resize=800%2C520&ssl=1)
Creator Kitを入れよう
そしたら次に、Creator Kitを導入していきます。
これはテンプレで入れる方法とUnityの中から入れる方法の2種類がありますが。
【テンプレートワールドは公式サイトからダウンロード出来ます】
今回は、Unityの中から設定する方法を見ていきます。
ではUnityを開いて
Unityのメニュー Edit →Project Settings →「Project Settings」ウィンドウを開きます。
そして「Package Manager」を選択し、「Scoped Registries」に以下のように追加します。
![](https://i0.wp.com/unitymaster2.com/wp-content/uploads/2022/03/bandicam-2022-03-21-08-16-19-244.jpg?resize=800%2C392&ssl=1)
Nameに Cluster
URLに https://registry.npmjs.com
Scope(s)に mu.cluster
と入れましょう。 入れたら適応するを押します。
次にPackage ManagerからCreator Kitパッケージをインストール
します。
メニューのWindow → Package Manager
→ MyRegistries→ Cluster Creator Kitを
インストールします。
![](https://i0.wp.com/unitymaster2.com/wp-content/uploads/2022/03/bandicam-2022-03-21-08-21-56-646.jpg?resize=800%2C320&ssl=1)
そしたら最後に
メニューのEdit →Project Settings
Player → Other Settings → Rendering →Color Space を
Linear【リニア】に変更します。
![](https://i0.wp.com/unitymaster2.com/wp-content/uploads/2022/03/bandicam-2022-03-21-08-26-41-563.jpg?resize=800%2C392&ssl=1)
これで下準備の完了です。
では次にコンポーネントの設定をします。
Clusterでは2つのコンポーネントを使います。
【この2つを入れないとアップできない】
SpawnPoint(プレイヤーの出現ポイント)と
DespawnHeight(プレイヤーが消滅する高さ)です。
まずは、ヒエラルキーで空のゲームオブジェクトを追加します。
そしたら、インスペクターのコンポーネントを追加から
DespawnHeightと検索をして入れましょう。
DespawnHeightを入れると、Scene画面に
黄色の板が出ると思います。
Playerがこの黄色の部分にふれると、SpawnPointに
戻るようになります。
ですので、自分の作ったフィールドよりも、下の所に
【ポジションのY軸をフィールドよりも下にする】
この板を配置しましょう。
![](https://i0.wp.com/unitymaster2.com/wp-content/uploads/2022/03/bandicam-2022-03-21-08-37-06-067.jpg?resize=800%2C402&ssl=1)
では次にplane【床】を入れて
コンポーネントを追加からSpawnPointを入れましょう。
SpawnPointを入れると、緑の球体が出ます。
ここが出現ポイントになるので。 フィールドのちょい上ぐらいに
配置するといいでしょう。
【プレイヤーが地面にはまらないように、Y軸を微調整します】
![](https://i0.wp.com/unitymaster2.com/wp-content/uploads/2022/03/bandicam-2022-03-21-08-42-48-971.jpg?resize=800%2C396&ssl=1)
ではいよいよ、作ったワールドをClusterに
アップロードしていきます。
まずはClusterにログインをして
マイワールド→アクセストークン→トークン作成をしてください。
![](https://i0.wp.com/unitymaster2.com/wp-content/uploads/2022/03/bandicam-2022-03-21-08-47-48-690.jpg?resize=800%2C396&ssl=1)
そしたら、Unityの画面に戻って
メニューにあるCluster→「ワールドアップロード」で
トークンを入力します。
後はサムネイルとワールド名とワールドの説明を記入して
アップロードボタンを押しましょう。
これで完了です。
![](https://i0.wp.com/unitymaster2.com/wp-content/uploads/2022/03/bandicam-2022-03-21-08-51-31-736.jpg?resize=800%2C398&ssl=1)
私のやっているワールドはこちら
![](https://i0.wp.com/unitymaster2.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/c8908d6cda6710af4c68ff3a9b2a6e77.jpg?resize=160%2C90&ssl=1)
Clusterの注意ポイント
・スクリプトが使えない
・対応していないアセットも多い
・BGMやSEは使える
・アセットでスクリプトが付いているものは外して使う
・データが大きすぎるアセットだと、アップロードに時間がかかる
・マテリアルシェーダーは使える
・パーティクルは使える
・画像はデフォルトではなくSpriteに変更して使ったほうがいい
・イベントシステムは使えない
・アップロードするときはカメラを外す。
などなど
Unity上ではちゃんと動いていても、clusterだと動かないことや
表示されないことが結構あるので
こまめにアップをして、確認をしましょう。
Clusterで使えるコンポーネントはこちら↓↓
![](https://i0.wp.com/unitymaster2.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/b150b41e17edf3053065d879ff49ff46.png?resize=160%2C90&ssl=1)
アップロードの注意点はこちら ↓↓
![](https://i0.wp.com/unitymaster2.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/a71044a67799cee3a645439867b107b2.jpg?resize=160%2C90&ssl=1)
座れるオブジェクトを設置しよう
今回は、座れるオブジェクトを作ります。
まずは椅子の3Dモデルを用意します【キューブなどでもOK】
そして、椅子の3Dのインスペクター
Add Component から「Ridable Item」を追加します。
「Ridable Item」では
Seat →乗っているアバターの位置や回転を指定
Exittransform →降りたときのアバターの位置や回転を指定
LeftGrip → 左手をtransformに合わせる
RightGrip →右手をtransformに合わせる
AvatarAnimation→指定したアニメーションの設定
の設定ができます。
色々ありますけど
基本的にSeatの設定だけで大丈夫です。
そしたら次に、空のGameObjectを入れます。
それを椅子の座る所に置いてください。
そして先程のSeatにGameObjectを入れましょう。
こんな感じ↓
![](https://i0.wp.com/unitymaster2.com/wp-content/uploads/2022/10/bandicam-2022-10-27-10-35-20-257.jpg?resize=800%2C340&ssl=1)
緑のキューブが表示されているので
そこが座る場所になります。
椅子の上になるように配置します。
あと、座るときですけど。
これはGameObjectのZ軸の方向を向いて
座ります。
なので座る向きを変更する場合は、Z軸【青い矢印】を
その方向にします。
こんな感じで青矢印を回転させて調整します。
あとこれはLocalである必要があります。
Sceneのすぐ下にあるので、Localにしておきましょう。
![](https://i0.wp.com/unitymaster2.com/wp-content/uploads/2022/10/bandicam-2022-10-27-16-34-54-094.jpg?resize=800%2C468&ssl=1)
Clusterで確認してみると、こんな感じで座れます。
もしうまく座れていない場合は、
先程入れた空のオブジェクトの位置を微調整しましょう。
![](https://i0.wp.com/unitymaster2.com/wp-content/uploads/2022/10/bandicam-2022-10-27-19-41-10-523.jpg?resize=800%2C468&ssl=1)
ライトの設定をしよう
ワールドが暗くなっていた場合は
ライトの設定をする必要があります。
まずは、DirectionalLightの設定をしましょう。
ここのROTATIONのX軸をずらすと
ワールド全体を暗くしたり、明るくしたり
することが出来ます。
そして、Intensityで光の強度の調整が出来ます。
もし部分的に明るくしたい場合は
spotライトを入れます。
![](https://i0.wp.com/unitymaster2.com/wp-content/uploads/2022/11/bandicam-2022-11-09-22-15-32-535.jpg?resize=800%2C593&ssl=1)
PCではちゃんと見れているのに
スマホやタブレットで見たときに
オブジェクトやワールドが暗くなることがあります。
そうゆうときは
Lightingの設定で、Generate LightingをONにすると
直ることが多いです。
Autoの設定もありますが、ここはOFFにしておきます。
Autoだと重たくなりますからね。
![](https://i0.wp.com/unitymaster2.com/wp-content/uploads/2022/11/bandicam-2022-11-09-22-17-05-136.jpg?resize=800%2C808&ssl=1)
オリジナルアバターを作ってみよう
Clusterではオリジナルアバターを使うことも出来ます。
アバターはBlenderなどの3Dモデリングツールで
作成ができます。
ツールは色々ありますが
とりあえずアバターを作りたいなら
VroidStudioがオススメです。
こちらを使えば簡単に、人間のアバターを作れます。
【動物などは作れません】
![](https://i0.wp.com/unitymaster2.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/d204e4a871f18cf9269192a3f607a9c8.png?resize=160%2C90&ssl=1)
Vroidを開くとこのような画面になります。
![](https://i0.wp.com/unitymaster2.com/wp-content/uploads/2022/11/bandicam-2022-11-03-11-37-27-393.jpg?resize=800%2C421&ssl=1)
ここで顔や体型などの編集ができます。
編集ができたら、画面右上にあるボタンから
VRMでエクスポートをします。
そしてそれをClusterにアップロードするだけです。
アバターのサイズに関しては、Clusterにあるデフォルトアバターと
同じぐらいの大きさにするといいです。
また、VRMはUnityで編集することもできます。
Unityで使う場合は、UniVRMを
インポートする必要があります。
これは使えるvrが決まっているので注意してください。
詳しくはこちら
一人称視点のカメラで確認する方法
一人称視点で確認したいという人もいると思います。
カメラはシネマシーンでも作れますが
こちらのアセットが便利です。
![](https://i0.wp.com/unitymaster2.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/cf6f600f68d0e7b54792a256e9818796.jpg?resize=160%2C90&ssl=1)
プレハブが入っているので、それをシーンに入れるだけです。
これでゲームビューで一人称視点の確認ができます。
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