スーパーマリオブラザーズで見るレベルデザイン

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今回は、スーパーマリオブラザーズで見るレベルデザインを

見ていきます。 
これは一番初期のスーパーマリオのことです。

さすがに、知らない人はいないでしょうが 
これが初期のスーパーマリオです。 ↓

【スタートからクリアまで】 攻略 スーパーマリオブラザーズ 初代 ミニファミコン "Start to Ending" SUPER MARIO BROS. mini Famicom


 
スーパーマリオブラザーズはなぜここまで ヒットしたのか? 

それは、限られた容量の中で最適なレベルデザインがされているからです。
2Dゲームの原理原則が詰まっていると言っても過言ではありません。

まずスーパーマリオの特徴としては
アクションがスムーズに出来る。 
そして、慣性の法則をちゃんと設定している所にあります。

上記のプレイ動画を見れば分かりますが。 
マリオは、ピタッと止まるわけではなく、少しスライドするわけです。
スピードが早いほどそれだけスライドする慣性が働きます。

通常であれば、ピタッと止まる方がいいですが。
慣性を入れることによって、更に高度なアクション技術が要求されるというわけです。
そこでちょっと難易度を上げていて 
何度でもやりたくなるようにしているのです。



もし慣性の設定がなかったら。 ここまでのヒットゲームにはならなかったでしょう。

昔のゲームって、こうゆう些細な工夫が多くあるのが特徴です。

そしてマリオと言えば Bダッシュですよね。 

そういえば昔、Bダッシュの歌とかもありましたけど。 
このBダッシュがあるおかげで プレイヤーは早く移動出来るわけですけど。

そもそも、Bダッシュをしなくてもゲームはクリア出来ます。
むしろ慎重に行った方が早くクリアできる。

しかし、人間とは浅はかなもので 
早くいきたいという 要求が生まれてしまうものなんですよね。

Bダッシュをすることによって早く移動できますけど。
その分リスクは高いわけで、 死ぬ確率はグーンと上がります。
それでも、 Bダッシュでクリアしたいという要求には
勝てないと。

スーパーマリオはそのへんの、人間心理もよく抑えている。

【上記の動画のプレイヤーは、殆どBダッシュしていないので優秀だと思います
 まぁそっちの方早くクリア出来ますもんね】


因みにスーパーマリオブラザーズの基本アクションは
5つしかありません。 

・走る
・ジャンプ
・しゃがむ
・Bダッシュ
・Bダッシュしながらのジャンプです。


出来ることはこれしかないけど。 
最低限のアクションで 最大限面白く出来ているのが
スーパーマリオのすごい所と言えます。

あとは敵キャラに関しても。 
面白い工夫がされています。 

スーパーマリオブラザーズに出てくる敵キャラは
確か18種類だったと思いますが。 

特に面白いのが、 ノコノコを使いまわし
している所です。

ノコノコの色違いも出てきますし、 
ノコノコに羽をつけて、 パタパタにしたりと

ノコノコめっちゃいるやんって感じなんですよ。

つまりそれぐらい、ノコノコって重要な敵キャラって
ことを植え付けているわけです。
一貫性が出ているので。

パタパタを倒したら、ノコノコになるというのも
一発で分かるようになっています。

ノコノコを倒して、甲羅をゲットすれば
それで敵も倒せるし  
無限アップの裏技なども 出来るわけで

何ていうか、学習の面白さが体験出来るようになっていると。

ノコノコ1体で、これだけのバリエーションが出せるのは
ゲームを作っている側から見てもありがたいことですし。

プレイヤー側も、 甲羅を使って色々遊んだり出来るわけですから。
まさにwin-winと言えますね。

あと、敵キャラと言えばクリボーがお馴染みですけど。

実は、クリボーが導入されたのは
ゲーム開発のかなり終盤の部分で初めて導入されたみたい
なんですよね。 

つまり、それまでの最弱キャラは ノコノコだったわけですけど。
ノコノコより、もっと弱いやつも必要じゃね? みたいになって

クリボーが生まれたわけです。

ノコノコは2回踏むけど、クリボーは1回でいいですからね。

クリボーとノコノコは、言ってみればスーパーマリオの創業メンバーなので
その後のマリオシリーズでも、ずっと出ているというわけです。

マリオストーリーなんかでは
クリボーとノコノコが 敵ではなく 仲間になりますからね。

あと敵キャラの特徴としては
移動スピードがマリオより、遅い設定になっています。

これがマリオより早いと 踏みつけなどがしずらくなってしまうので
あえてスピードを遅くしているわけですよ。

ボスのクッパですら、 移動は遅いです。
スピードが早いのは多分 キラーぐらいじゃないでしょうか。

そのへんのゲームバランスも非常に優秀です。


こうやって、昔のレトロゲームを分析しながらやってみるのも
面白いと言えますね。


最近のマリオゲームの特徴としては
あれですよ。  クッパがどんどん大きくなっているよね。

2Dの頃のクッパはまだ小さいし 
スーパーマリオ64のクッパでも、まだ小さかったですけど。
最近はなんか、巨大化するのが当たり前みたいになってますもんね。

なんで大きくしているかは分かりませんが。
今だとクッパジュニアとかも出ているから、そことの コントラストをつけるために
あえて大きくしているのかも しれないですね。















 

PS 

スーパーマリオブラザーズをするには 

ゲーム&ウオッチ か

ファミコンミニで プレイが出来ます。

やるんだったら、ファミコンミニの方が色んなソフトが入っているので
お得だと思います。

普段からゲーム開発している人であれば
レトロゲームは参考にもなりますし、やって損はないですよね。

私も2Dゲームを作るときは、 レトロゲームをやって
そこからアイデアを考えたりしています。 




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