ArcGIS Maps SDK for Unityの使い方

VR関連

今回は。Arcgisの使い方を解説します。 

こちらはEsriという会社が作っているシステムで

同社の主力ソフトウェアである「Arcgisは、豊富な地図データやAPIを提供し、地理情報を用いた業務支援に活用されています。

そちらのUnity用が出てきたということです。

ArcgisのGISデータをUnityに取り入れることで、

現実の地理情報そのものを反映したリアルなビジュアルを作り出すことが可能になります。 

下準備 

まずはUnityとプロジェクトファイルを用意します。 

Unityは、2021.3LTS対応ということなので 

2021.3LTSを使います。 

次にプロジェクトファイルをDLしましょう。 

こちらです 

Downloads | Esri Developer

.tgzのファイルをそのままDLします。解凍する必要はありません。 

では次にUnityを開きます。 

Unityのプロジェクトで3D【HDRP】のやつを開きます。 

そしたら、パッケージマネージャーを開いて

.tgzファイルからパッケージを加えるを選択して 

先程DLしたプロジェクトを入れてください。

そしてプロジェクトファイルを入れたら

サンプルの所に、ALLSamplesがあるのでそちらをインポートします。

インポートが完了したら。 

上のメニューバーにArcgisのメニューが追加されていると思います。

あとはですね。 

Arcgisの公式サイトに行って、アカウントを取得しておきます。 

Mapping APIs, Location Services & Data | ArcGIS Location Platform
Discover the full capabilities of ArcGIS Location Platform with mapping APIs & location services. Harness the power of online map APIs for seamless integration ...

こちらのサービスは無料で使えますが 

ある程度使うと料金が発生するので、料金確認もしておきましょう。 

チュートリアル 

Arcgisのサイトにチュートリアルがあるので 

今回はそちらを試しています。 

まずはAPIキーを入力します。 

APIキーは、Arcgisサイトのダッシュボードにあるのでそれをコピーします。 

そしてメニューのArcGisMapsSDK→ MapCreator→Authを開いて 

そこにAPIキーを入力します。↓

そしたら他の設定もしていきます。 

MapCreatorを開いて、それぞれ画像のように入力をしていきます。 

Mapの設定 

Cameraの設定 

Basemapの設定

Elevationの設定

Layersの設定

レイヤーの設定だけ少し複雑で 

SOURCEという所にURLを入れて 

名前は、例としてNewYorkとしています。 

ADDを押して、4つ分入力します。

そして4番目だけ Typeを3dobjectにして、それ以外はImage layerにします。 

1番目のURL 

https://tiles.arcgis.com/tiles/nGt4QxSblgDfeJn9/arcgis/rest/services/UrbanObservatory_NYC_TransitFrequency/MapServer

2番目のURL 

https://tiles.arcgis.com/tiles/nGt4QxSblgDfeJn9/arcgis/rest/services/New_York_Industrial/MapServer

3番目のURL 

https://tiles.arcgis.com/tiles/4yjifSiIG17X0gW4/arcgis/rest/services/NewYorkCity_PopDensity/MapServer

4番目のURL

https://tiles.arcgis.com/tiles/P3ePLMYs2RVChkJx/arcgis/rest/services/Buildings_NewYork_17/SceneServer

次にヒエラルキーのSUNの設定を以下のようにします↓

次に、Sky and Fogでプロファイラーを

sampleSceneプロファイルを選択します。

最後にCameraの設定をします。 

ヒエラルキーの階層ウィンドウでArcGISCameraをクリックします。

そして[コンポーネントの追加]ボタンをクリックして

ArcGIS Camera Controllerを検索し、 アタッチをします。 

これでCameraを動かすことが出来ます。 

ここまで 出来たら、ゲーム画面で確認をしてみましょう。 

そしたらこんな感じになって、Cameraの移動も出来るようになっています。 

サンプルプロジェクトのGitはこちらです。 

GitHub - Esri/arcgis-maps-sdk-unity-samples: Sample code for the ArcGIS Maps SDK for Unity.
Sample code for the ArcGIS Maps SDK for Unity. Contribute to Esri/arcgis-maps-sdk-unity-samples development by creating an account on GitHub.

終わりに 

Unity用のプラグインはまだ出てきたばかりなので 

出来ることは少ないですが。 

今後に期待できそうな、プラグインですね。 

ゲームはもちろん、VRや建築業界でも使えるかと思います。 

ただ現時点では、Project PLATEAUの方が使いやすいって感じですね。 

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